「読む」アリーナ配信 第1回 ローグ
アリーナ配信を「見る」のではなく、記事で「読む」という記事です
アリーナでより勝てるようになる一番の近道は何であるかといえば、上手い人が具体的なピックでどれを選ぶのかを学ぶことであると私は考えています。
なぜなら、アリーナのプレイングについてはデッキの内容・具体的な場面によって様々な変化があるため、すぐに上手い人と同じプレイングをすることは難しいです。しかし、ピックについては、どれを取るのかによってカードの強さやヒーローとの相性といった知識を得ることができ知識さえあれば上手い人とほとんど同じピックをすることはそこまで難しくありません。また、そこまでいかずとも、個々のカードの強さを学べばすぐに次の自分のピックに活かすことができるからです。
そこで、少し空いた時間に見ることや簡単に見返すこと、ゆっくりと1枚1枚を見ることができるように、ピック部分だけを記事にしようというものがこの記事です。
したがってこの記事では、私が実際にプレイしたアリーナのピックを使い、なぜそれを選ぶのか、選ばないのかについて1枚ずつ説明しています。
…のはずでしたが、1枚について書くのに思った以上に時間がかかることに1枚目を書いてから気づきました。これを30枚全てについて書いていくと、自分のアリーナをする時間が無くなってしまうため、なかなか完成しない、完成しないので次のピックを紹介できない、という事態に陥っています。
ですので、詳しい説明を長々と書くのは止めて説明は簡潔に述べる、という内容に方向転換することにしました。その分記事の更新頻度を上げて色々なピックを紹介できるようにしたいと思います。
1枚目まではせっかく書いたので残しておきます。
もし、私の記事を読むのが初めてという方は
パラディンで勝つために ~正義の報復を受けよ!~ - remyuの日記
に自己紹介についても触れていますので良ければこちらもご覧ください。
それではさっそくいきましょう。
ピックの解説の際には、「左」「中」「右」でそれぞれのカードを表すことがあります。例えば下の1枚目では、≪ポケットサイズの召喚師≫が「左」、≪擬態の卵≫が「中」、≪傷を負った剣匠≫が「右」に該当します。
以下でよく出てくる[スタッツ]という用語は、そのミニオンのマナ・アタック・ヘルスをまとめて表すものです。例えば、≪イセラ≫のスタッツは9マナ/4アタック/12ヘルスのため、9/4/12と表されます。
まず自分で考えてみたい!という方は、お手数ですがスクロールを調整してご覧ください。
1枚目
「左」は効果こそ悪くはないですが、スタッツが同じ2マナ帯の2/2/3や2/3/2のミニオンと比べると物足りないですね。相手がミニオンを出す前に出さないと一方的にトレードされてしまうことも多く扱いにくいです。基本的にどのヒーローでも好んで取るミニオンではないですね。
「中」は3マナ2ドローですが、1枚のカードを2枚にして引くという性質上、引くカードによって強さが大きく変わります。デッキが強い場合は強いカードを増やせる可能性が高くなるため良いドローカードになることもありますが、逆に、デッキが弱い場合は弱いカードが増える可能性が高くなるといえます。したがって、まだ1枚目の段階ではこのカードの優先度の高さは正確には判断できません。そして、ローグは基本的には序盤から攻めてライフを削り切るプランが安定するため、テンポを失うドローカードの重要性はそこまで高くないです。
「右」は実質3/4/3の効果なしミニオンといえます。特別優秀なわけではないですが、3マナミニオンの標準スタッツを満たすため安定した強さのミニオンです。そして、ローグは序盤から攻めたいため、1~4マナの弱くないミニオンは多少優先度が上がります。
以上から、≪傷ついた刀匠≫を選びます。
2枚目
選ぶのは、
≪裏切り≫
「中」はメイジ以外では自ら起爆できないので弱い。
3枚目
≪雲隠れ≫
「中」は微妙で「右」は弱い。
≪雲隠れ≫も弱いが、現在は≪ヴァイルスパイン・スレイヤー≫の存在や優秀な雄叫びが多くあるためハマれば強い場合もある。
4枚目
≪フェアリードラゴン≫
「左」と「中」は弱すぎる。
5枚目
≪ボルダーフィストのオーガ≫
これはかなり迷った。どれも強い部類のミニオン。
もっともローグはヒロパが優秀なため、他の選択肢が優秀であれば2マナミニオンの優先度を多少下げてもいい。また、今のローグは6マナに強いミニオンがあまりいないため、シンプルに優秀なオーガを選んだ。
6枚目
≪堀に潜むもの≫
堀も弱いが、他の選択肢が弱すぎるため。一応≪雲隠れ≫とのシナジーもある。
7枚目
≪SI:7諜報員≫
超強いから。
8枚目
≪腹裂き≫
ローグにおける最優の打点・除去カード。
9枚目
≪始祖ドレイク≫
ローグのような盤面を取って相手のライフを削るヒーローでも非常に優秀なミニオン。
10枚目
≪猛毒の仕込み≫
「右」か「中」で迷った。もっとも、「中」は一枚はぜひとも欲しいのに対して「右」はなくても戦えるので「中」。仮に≪猛毒の仕込み≫がすでに1枚あるなら「右」を選ぶと思う。
11枚目
≪マーロックの襲撃兵≫
「左」も強くないが、「中」と「右」が弱すぎるので消去法で。「中」は回復できるとはいえ、多く回復できるということは盤面で負けているということなので結局時間稼ぎにしかならないことが多い。なので私は全く選ばない。「右」は発見できたとしても発見の内容が弱く、例えマーロックが5枚いたとしても選ばないくらいに弱い。
12枚目
≪蒐集家シャク≫
「右」はローグでは遅い。出す前に試合が決まっていることもしばしばある。
13枚目
≪タール・クリーパー≫
「左」は非常に優秀な3マナミニオン。ローグのような攻めるヒーローでも他のミニオンを守れるので強い。「中」と「右」も悪くはないが、「左」には劣る。3マナが膨らんできていることを気にする人もいるかもしれないが、基本的にローグはマナの膨らみを気にしなくて良いと思う。マナカーブが極端な形であっても問題なく勝てる。
14枚目
≪アンダーシティの押し売り≫
「右」はローグの2マナミニオンとしては最強クラスのミニオン。相手のクラスカードを奪えることは、相手の想定外の動きをできることも多く独自の強さがある。ローグはヒロパが強いので、2/2/2が2/2/3に一方トレードされた後の返しが弱くなりにくい。「中」も悪くはないが、「右」には劣る。「左」は弱い。
15枚目
≪ミニドラゴン・メカニック≫
「左」は効果が発動しないと非常に弱く、現状序盤にミニオンが横並びなりそうにないので取らない。「中」はローグですでに6マナが2体いる状況で取りたいものではない。よって「右」
16枚目
≪ロックプール・ハンター≫
優秀な2マナ。他は微妙。
17枚目
≪猛毒の仕込み≫
仕込みは2枚目からは優先度が多少下がるが、他が弱すぎるため。
18枚目
≪アサシンブレード≫
「左」は弱い。「中」も微妙。
19枚目
≪昏倒≫
昏倒はタイミングよく使えば2マナ確定除去の非常に優秀な呪文。特にパラディンの≪剣竜騎乗≫への最高の返しになる。
20枚目
≪電撃デビルサウスル≫
「左」は8マナにおいて≪始祖ドレイク≫と対をなす非常に優秀な中立ミニオン。とりあえず選んでおいても問題ない。もっとも、このデッキは4マナがまだ少ないので「中」を取るのもアリだと思う。
21枚目
≪トルヴィアのストーンシェイパー≫
「右」は中立4マナにおける最強クラスのミニオン。エレメンタルシナジーがなくても及第点のスッタツ。
22枚目
≪影の一閃≫
「右」はローグにおいて≪腹裂き≫の次に優秀な除去呪文。「中」は相手のライフを削りきることが勝ち筋のこのデッキとは合わない。
23枚目
≪幻覚≫
「中」はローグのカードでも非常に優先度が高い。引けるものの期待値が高く、状況に合うものを選べることもポイントが高い。そして個人的にローグの呪文で最も好きなカード。私は≪腹裂き≫があれば≪腹裂き≫を選ぶが、それ以外ならとりあえず≪幻覚≫を選ぶことも多い。「左」も優秀なミニオンだが、≪幻覚≫には劣る。
24枚目
≪獰猛なヒナ≫
通れば試合を壊せる。通すためには盤面で優勢を保つ必要があるが、ローグは軽い除去や確定除去が豊富なのでよりヒナを通しやすいため非常に相性が良い。「中」と「右」も悪くはないが、ローグにおける「左」には劣る。
25枚目
≪フローズン・クラッシャー≫
2回に1回しか殴れないとはいえ、6マナ8/8という火力と除去のしづらさは魅力的。「中」はローグの方針とは合わない。
26枚目
≪ミニドラゴン・メカニック≫
上述の通りローグの場合、優秀な2マナミニオンでなければ無理に選ぶ必要なはい。「中」はローグにはあまり合わない。「右」は強くはないが、既に26枚の時点で4マナミニオンが少ないので仕方なく。
27枚目
≪蓮華凶手≫
「右」は≪ストラングルソーントラ≫の上位互換のような存在。つまり、非常に強い。そして、他の2枚は弱い。
28枚目
≪SI:7諜報員≫
「中」は超強い。特に2マナでコイン諜報員で3/3を出しつつ相手のミニオンを除去する動きが非常に強い。先行でも、ローグは1マナで強いカードがそれなりにあるので十分にコンボできる。「左」も強いが、いつでも強い「中」には劣る。
29枚目
≪ファイアフライ≫
「中」は1/1/2とスタッツ自体は弱いが、手札にエレメンタルシナジー起動用として便利なのでただの1/1/2には無い価値がある。また、ローグであればコンボの起動用にも有用。「左」はこのデッキにドラゴンやマーロックがいるので悪くないが、3マナよりは現状少ない1マナの方が価値が高い。
30枚目
≪爆弾部隊≫
「中」は既にデッキに2枚あり、このカードは手札に重なると弱いので優先度は落ちる。「左」は今のローグで5点をライフで受けるのは痛いが終盤の挑発を突破する際などに有用であるため悪くはない。「右」は弱い。したがって、「左」。
できあがったデッキはこちらです。
このデッキで
結果は10勝でした。
いかがでしたでしょうか。
もしも、この部分でなぜこれを選ばなかったのかor選んだのかについてもっと聞きたい等の質問がありましたら、私のTwitterまで連絡を頂ければお応えします。
ここまで読んでいただきありがとうございました!